家具・インテリア雑貨の販売/インテリアデザイン
「たとえば一枚板。この一枚板それぞれにストーリーがあるんです。産地、樹齢、運搬方法、加工など。そのストーリーをお客様に伝えていくことで愛着がうまれ、その家庭でさらに新たなストーリーを紡いでいってほしいと考えています」と塩路さんは言います。単に作り手と売り手の話ではなく、自分達の想いをお客様の愛着へ「想いから愛着へ」という言葉を大切にしたいと。テーブルやソファ、ベッドといった家具は簡単に買い替えをするものではないからこそ慎重に丁寧に選んでいただき、お客様と一緒にベストなものを考えるのがMOC FURNITUREのスタイルです。「モノを売るよりもストーリーを買っていただきたい、こう言うのは簡単ですが、それができているお店は少ないと思うんです。だからMOCはそれを実践していきたいんです」独自の仕入れルートを開拓し、オリジナルデザインの家具を作り色んな方向から提案していくためには、情報の収集と目利き、熱い想いが必要です。地元だけでなく県外からの来店も多いMOCの魅力は、商品だけでなくここで働くスタッフの魅力が大きいのです。
高校生の頃から本社である御坊の塩路家具でアルバイトをしていたんです。その頃、自分が接客して家具を購入してくれた時の感動が強烈にあって、そのまま就職させてもらいました。今は本店と田辺のMOC FURNITUREを兼務しています。仕事のやりがいですか?やっぱり、お客様といろんなお話をさせてもらって、そのお宅にぴったりな家具を買っていただいた時と、それを納品に伺った時のお客様の嬉しそうな表情を見た時ですね。商品知識を常に勉強する事も楽しいです。木の性質や特徴、その加工方法など知りたい事は山ほどあります。介護ベッドの取り扱いを始めたので介護保険の勉強も今頑張っているところです。介護保険ってどんどん変っていくんですよ。だからお客様に新しく正しい情報を伝えたいですし、自分の知識が増えていくのは自信にもつながっています。仕事の目標は、御坊の本店をMOC FURNITUREのように、若い人達が気軽に来てもらえる「ショップ」にしていく事。頑張りますよー!
先日スタッフの1人が言ってくれたんです「ここにしかない家具があるから、ここでしかできない提案ができるんですね」って。ドキッとしましたし、本当に嬉しかったですね。単に販売だけをしていなくて商品のひとつ一つをしっかり見て理解してくれてるという事ですから。僕は基本的にスタッフにいろんな仕事を任せています。それぞれの個性や強みを生かしたいですし、そうする事で店自体が鮮やかになっていくと思うんですよ。この店で夢をみて、互いに切磋琢磨しながら自身を高めていってほしいです。軸さえぶれなければ何をやってもいい、とスタッフには言っています。若い力を存分に発揮してほしいんです。一緒に働いてみませんか?